セラミドが不足すると、肌は水分を保持しにくくなり、乾燥や肌荒れを起こしやすくなります。また、外部刺激から肌を守るバリア機能も低下するため、刺激を受けやすい状態につながることがあります。
セラミドは角層の細胞間脂質の主成分であり、肌のうるおいとバリア機能を支える重要な成分です。そのため、セラミドが減少すると肌のコンディションにさまざまな変化が現れます。
ここでは、セラミド不足によって肌にどのような変化が起こるのか、またセラミドが減少するといわれている要因について紹介します。
1. セラミドが不足すると肌はどうなる?
セラミドは、角層で水分を保持し、外部刺激から肌を守ることで角層のバリア機能を支える重要な役割を担っています。
そのため、セラミドが不足すると角層の水分保持力が低下し、肌は乾燥しやすい状態となります。これにより、ほこりや花粉、紫外線などさまざまな刺激を受けやすくなり、肌の乾燥や肌荒れが深刻化しやすい「乾燥性敏感肌」の状態に。
セラミド不足は「バリア機能の低下」を招き、肌のコンディションに大きな影響を与える要因となるのです。

2.セラミドが不足する主な原因
加齢
セラミドは年齢とともに減少します。
加齢によって肌の機能が変化すると、角層で産生されるセラミドの量が低下したり、セラミドの組成が変化するといわれています。その結果、水分保持力が低下し、より乾燥しやすい肌状態につながります。
50代では、20代と比べてセラミド量が半減するともいわれており、加齢はセラミド不足の代表的な要因のひとつと考えられています。

間違ったスキンケアや洗いすぎ
毎日のスキンケアもセラミド量に影響を与える要因のひとつです。
洗浄力の強い洗顔料を頻繁に使用したり、熱いお湯で洗顔したりすると、肌に必要な皮脂やセラミドまで洗い流してしまうことがあります。
また、ゴシゴシこするような洗顔や過度な摩擦も角層を傷つけ、セラミド不足を招きやすくなります。
肌を清潔に保つことは大切ですが、必要以上の洗浄は肌の乾燥を招くため注意が必要です。

空気の乾燥や紫外線
乾燥した環境や紫外線などの外部要因も、セラミド不足に関与すると考えられています。
空気が乾燥している環境では角層の水分が失われやすくなり、バリア機能の低下を招きやすくなります。
また、紫外線は肌に炎症や酸化ストレスをもたらし、バリア機能やターンオーバーに影響を与えます。
慢性的に外部刺激を受け続けることで、セラミド不足や乾燥がさらに進行しやすくなる恐れがあります。

3.まとめ|セラミド不足は肌の乾燥や肌荒れにつながる
セラミドは、角層のうるおいとバリア機能を支える重要な成分です。
不足すると角層の水分保持力が低下し、肌は乾燥しやすくなります。また、バリア機能も弱まるため、紫外線や摩擦などの刺激を受けやすくなり、肌荒れや敏感に傾いた状態につながることがあります。
セラミドが減少する原因には、加齢だけでなく、ターンオーバーの乱れや間違ったスキンケア、紫外線などさまざまなものがあります。なかでもターンオーバーの乱れは、セラミドの産生や角層の状態に影響を与える重要な要因のひとつです。
肌の乾燥が気になるときは、水分を補うだけでなく、角層のうるおいを支えるセラミドにも目を向けることが大切です。健やかな肌を保つうえで、セラミドは欠かせない存在といえるでしょう。

